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京都大学 1985年度
理系数学 第4問

問題

実数 に対して,下の方程式(A)の定める球面と,(B)の定める平面の共通部分をとする.

(A)

(B)

(i) 点がともにに属すれば,が成立つことを示せ.

(ii) が自然数のとき,連立方程式(A),(B)の整数解を決定せよ.

出典:京都大学 1985年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

(i)は球の中心から平面までの距離を出し、交わり が半径 の円であることを示す。(ii)は整数解に対して、和と平方和から を導く。整数の平方和が2になるため、3数のうち2つが等しく残り1つが1だけ違う形に限られ、和が であることから の3で割った余りで分類する。

解答

(i)

球面(A)の中心は原点であり、半径の2乗は である。一方、平面(B) と原点との距離は であるから、その2乗は である。

したがって、球面と平面の共通部分 は円であり、その半径の2乗は である。よって は半径 の円である。

円上の2点間の距離は直径以下であるから、 に対して が成り立つ。

(ii)

整数解 があるとする。条件より である。ここで恒等式 を用いると、

となる。

左辺は整数の平方の和である。平方の和が2になるには、3つの平方が でなければならない。したがって、 のうち2つは等しく、残り1つはそれらより1だけ大きいか、1だけ小さい。

よって整数解は、ある整数 を用いて の並べ替え、または の並べ替えに限られる。

前者の和は である。したがって のとき となり、解は の並べ替えである。

後者の和は である。したがって のとき となり、解は の並べ替えである。 のときは、上の2つの形のどちらの和にもならないので整数解は存在しない。

以上より、整数解は次の通りである。