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京都大学 1981年度
文系数学 第1問

問題

座標平面上に,原点と異なる3点を考える.軸上にあり,軸上にあるものとする.を原点とするとき,1次変換をみたすものとする.このとき,次の(1),(2)が成り立つことを示せ.

(1)

(2) なるとき,平面上の点で,とが直交するならば,点軸上にある.ただし,はベクトルの大きさを表わす.

出典:京都大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

は直交する2本の座標軸上の零でないベクトルなので、これらを基底にして と表す。一次変換の線形性を に代入して係数比較を行い、まず を確定する。(2) では と置き、 かつ長さが等しいことを内積計算に反映させる。

解答

{(1) は、それぞれ 軸、 軸上の零でないベクトルである。したがって互いに平行でなく、平面上の任意のベクトルはこの2つの一次結合で一通りに表せる。そこで とおく。一次変換の線形性より

である。これが に等しいから、上の表示を代入して

となる。すなわち である。 , の表示は一意なので、係数を比較して を得る。第2式から であり、これを第1式に代入すると である。 は実数だから 、よって である。したがって となり、 が示された。

(2)

平面上の点 に対して とおく。(1) の結果を用いると

である。いま は直交し、さらに である。したがって交差項は消え、

となる。 が直交するなら、この内積は である。 は原点と異なるので であり、上式から が従う。よって である。 軸上のベクトルだから、点 軸上にある。}