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北海道大学 2023年度
文系数学 前期 第1問

問題

についての整式とし,についての恒等式であるとする。

(1) またはであることを示せ。

(2) で割り切れないならば,で割り切れることを示せ。

(3) 次数が2であるをすべて求めよ。

出典:北海道大学 2023年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問

方針

(1) は恒等式に を代入して, を満たすことを見る。(2) は を代入し, から割って を得る。(3) は とおき, では奇数次の項が消えることに注意して の係数を比較する。最後に得た4候補が実際に次数2で恒等式を満たすことを確認する。

解答

(1)

恒等式 を代入すると である。よって となるから, である。

(2)

で割り切れないということは, を意味する。恒等式に を代入すると である。 なので両辺を で割ることができ, を得る。したがって であるから,因数定理より で割り切れる。

(3)

の次数が2であるから とおく。このとき であり, である。一方, である。係数を比較すると である。 より である。また から または である。 のとき, より である。したがって を得る。 のとき, すなわち より である。したがって を得る。

以上の4つはいずれも で次数が2であり,上の係数条件を満たすので,実際に恒等式を満たす。よって求める整式は である。