問題
を線分を斜辺とする直角二等辺三角形とし,その外接円の中心をとする。正の実数に対して,をに外分する点をとし,線分との外接円との交点でと異なる点をとする。
(1) ベクトルを,を用いて表せ。
(2) ベクトルを,,を用いて表せ。
出典:北海道大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問
方針
直角三角形の外心は斜辺 の中点であるため、 を原点に見ると となる。また直角二等辺三角形より と は垂直で長さが等しい。(1) は外分公式をこの配置で使う。(2) は直線 上の点を と の一次結合で表し、外接円上にある条件、すなわち長さが半径に等しい条件を立てる。 に対応する解を除いて、もう一つの交点 を得る。
解答
(1)
は を斜辺とする直角三角形であるから、その外接円の中心 は斜辺 の中点である。したがって である。
点 は を に外分する。外分公式より
である。分母は1であり、 だから
となる。よって である。
(2)
とおく。 は直角二等辺三角形で、 は斜辺の中点であるから である。
(1)より の位置ベクトルは である。直線 上の点は、実数 を用いて と表せる。 のとき 、 のとき である。
点 が外接円上にある条件は である。、 を用いると である。半径は0でないので を得る。展開して より である。 は点 に対応する。求める点 は と異なる交点なので である。したがって
であり、また である。
以上より
である。