問題
,を実数とし,平面上の3直線を
で定める。
(1) 直線はの値によらない1点を通る。の座標を求めよ。
(2) ,,によって三角形がつくられるための,の条件を求めよ。
(3) ,は(2)で求めた条件を満たすものとする。点が(2)の三角形の内部にあるような,の範囲を求め,それを平面上に図示せよ。
方針
(1) は を と書き、すべての で通る点を読む。(2) は がともに を通り、 は 上にないことを使う。三角形ができないのは、 または のどちらかが と平行になる場合である。(3) は三角形の底辺を 上の2点、頂点をPと見て、点 が各辺に対して頂点と同じ側にある条件を符号で表す。
解答
(1)
直線 は すなわち と書ける。したがって のとき、 の値によらず である。よって求める点は である。
(2)
同様に、 も と書けるので、 を通る。点Pは より、直線 上にはない。
3直線で三角形ができるには、3直線が互いに異なる3つの交点を作ればよい。ここで と はともにPを通るので、 なら三角形はできない。これは のときである。
また、 が と平行なら交点ができず、三角形はできない。直線 は傾き 、 は傾き なので、平行となるのは のときである。同様に が と平行となるのは のときである。
以上より、三角形がつくられるための条件は である。
(3)
と の交点をA、 と の交点をBとする。 上では であるから、 との交点は より である。したがって である。同様に である。
三角形の一辺ABは直線 上にあり、頂点Pは をみたす。点 も をみたすので、辺ABに関してはPと同じ側にある。
残りの2辺について調べる。直線 を と表す。点 が、辺 に関してBと同じ側にあることが必要十分である。計算すると であり、またBは と の交点だから である。したがって すなわち が必要である。
同様に、直線 を と表す。点 が、辺 に関してAと同じ側にあることから であり、 すなわち を得る。
この2つの不等式を、 が を境にどの範囲にあるかで整理する。すると、ちょうど一方だけが に入り、他方は または に入るときに成り立つ。
したがって求める範囲は または である。 平面では、直線 と を境界とする9領域のうち、一方の座標だけが に入る4つの開領域である。境界は内部条件をみたさないので含めない。