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北海道大学 2009年度
文系数学 前期 第1問

問題

とする.ただし,は虚数単位である.実数に対して多項式

で定める.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) となるようにを定めよ.

(2) (1)で定めたに対して,となる複素数以外のものをすべて求めよ.

出典:北海道大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問

方針

係数が実数であることから,複素数の根は共役な根と対で現れる。したがって が根なら も根であり,対応する2次因子は である。この因子で割り切れるように残りの2次因子を とおき,定数項と1次の係数から を定める。最後に残りの2次方程式を解いて, 以外の根をすべて列挙する。

解答

(1)

は実数係数の多項式である。したがって,が根なら,その共役複素数 も根である。よって

は割り切れる。

そこで とおく。右辺を展開すると

である。定数項を比較して より である。また,の係数を比較して である。を代入すると だから である。したがって であり, である。よって である。

(2)

(1)のとき である。第一の因子の根は であり,このうちである。第二の因子について を解くと である。したがって,以外の解は である。

別解。について である。に代入すると である。実部と虚部を分けると である。虚部の式から より を得る。これを実部の式に代入すると より となる。以後は同じく因数分解して残りの根を求めればよい。