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北海道大学 2000年度
文系数学 前期 第4問

問題

3次関数がある.における曲線の接線が接点以外の点のグラフと交わっているとする.このとき,次の問いに答えよ.

(1) 点座標で表せ.

(2) におけるの接線が点を通るような実数のうちなるものをで表せ.

(3) の値を求めよ.

出典:北海道大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問

方針

3次関数とその接線との差を考えると、接点の 座標は重解になる。(1)では接線と曲線の交点方程式の3つの根が であることを使い、根の和から を求める。(2)も同様に、 における接線が点 を通るなら、交点方程式の根は である。最後は を導関数 に代入し、差を因数分解して比を求める。

解答

(1)

における接線と曲線 の交点を考える。接線は接点 で曲線と接するので、方程式 を重解にもつ。接点以外の交点の 座標を とすると、この3次方程式の根は である。

左辺を移項した3次式は最高次係数1で、 の係数は である。したがって根の和は なので である。よって である。

(2)

における接線が点 を通るとする。この接線と曲線の交点方程式では、 が接点なので重解であり、さらに も解である。したがって3つの根は である。根の和より だから である。

なお、問題の仮定より の接線は接点以外の点 でも曲線と交わるので、(1)の と異なる。これは 、すなわち を意味する。したがって上で得た とは異なる。

(3)

である。まず である。 を代入すると であり、 である。したがって である。

次に より であり、 である。したがって である。

よって である。

別解。(3)は、3次関数の接線交点の対応が という一次変換で表されることを利用してもよい。導関数は2次式なので、差はそれぞれ の2乗に比例し、比例係数の比だけを見れば4になる。