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北海道大学 1985年度
理系数学 前期 第5問

問題

微分可能な関数が方程式を満たしているとする.ただし,つねにとする.

(1) の極値を求めよ.

(2) を求めよ.

出典:北海道大学 1985年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

まず を代入して を求める。次に与式を微分すると,積分項は上端の値により になり, が得られる。 と連続性から なので, の符号は の符号で決まる。(2) は微分方程式を と分離し, を積分してから2次方程式として を解く。

解答

(1)

まず与えられた方程式に を代入する。積分区間は長さ0なので積分項は0であり, である。左辺は と因数分解できる。 は判別式が で常に正なので である。

次に,問題の方程式を で微分する。左辺の各項を微分すると である。したがって を得る。

ここで であり, は微分可能だから連続である。また問題より常に なので, は0をまたいで符号を変えることができない。したがって がすべての で成り立つ。

よって であるから, の符号は の符号と一致する。すなわち

である。したがって で極小となり,その値は である。極大値は存在しない。

(2)

上で得た式 を, で割ると である。左辺は であるから,両辺を積分して となる。 を代入すると,左辺は であり,右辺は である。したがって であり となる。

ここで とおくと である。 なので両辺に を掛けると である。これを について解けば となる。すでに が分かっているので,正の値をとる を選ぶ。したがって である。