問題
に対し,曲線 と軸,軸および直線で囲まれた部分の全面積をとおく.
(1) を求めよ.
(2) が変化するとき,の最小値を求めよ.
出典:北海道大学 1982年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問
方針
囲まれた部分の全面積は、区間 における の積分で表せる。曲線と 軸の交点 が区間内にあるかどうかで、 と に分ける。 を求めた後、前者では微分して候補 を確認し、後者では単調性から最小値を調べて比較する。
解答
(1)
曲線は であり、 は の範囲で考えればよい。 軸との上下を問わず全面積を求めるので である。
まず のとき、 で符号が変わる。 では 、 では であるから である。第1項は
であり、第2項は
である。よって となる。
次に のときは、 で常に である。したがって である。
以上より
である。
(2)
では である。したがって、この区間での候補は である。それぞれ
であるから、 での最小値は である。
また では であり、 で増加する。したがってこの範囲での最小値は である。
両者を比較して、全体の最小値は である。この最小値は のときにとる。