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北海道大学 1981年度
理系数学 前期 第4問

問題

を自然数とする.数直線上で点と点を両端とする線分をとする.

(1) どんなに対してもは交わることを証明せよ.

(2) 線分の長さをとするとき,を求めよ.

出典:北海道大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問

方針

まず を帰納法で示し、各線分の端点の大小と隣り合う線分の重なりを整理する。 と見られるので、共通部分は になる。その長さを として、部分分数分解と等比級数で無限和を求める。

解答

(1)

まず、すべての自然数 について が成り立つことを示す。 のとき で成り立つ。ある自然数 で成り立つと仮定する。 では だから である。よって数学的帰納法により、主張はすべての自然数 で成り立つ。

この不等式から である。したがって となるので、線分 と書ける。同様に である。

ここで であり、また先に示した不等式より である。したがって は少なくとも を共通部分としてもつ。ゆえに、どんな に対しても は交わる。

(2)

(1) の端点の大小関係から、共通部分は である。したがって、その長さは である。

よって

である。第1の和は と分解できるので である。したがって である。

また第2の和は

であり、初項 、公比 の等比級数だから である。ゆえに

である。