一橋大学 2017年度
文系数学 第2問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 前期日程対象学部
- 分野
- 整数、方程式・不等式
- 解法
- 式変形、場合分け、解と係数の関係、範囲評価
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 18分
問題
連立方程式
⎩⎨⎧x2=yz+7y2=zx+7z2=xy+7
を満たす整数の組(x,y,z)でx≦y≦zとなるものを求めよ.
出典:一橋大学 2017年度 前期 文系 第2問
方針
3式を引き算して,(x−y)(x+y+z)=0,(y−z)(x+y+z)=0 を得る。x+y+z=0 なら x=y=z となって矛盾するので,x+y+z=0 に帰着する。あとは x,y を2次方程式の2根と見て,判別式が非負の平方数になる z を調べる。
解答
第1式から第2式を引くと
x2−y2=yz−zx
であるから
(x−y)(x+y+z)=0
を得る。同様に第2式から第3式を引くと
(y−z)(x+y+z)=0
である。もし x+y+z=0 なら x=y かつ y=z であり,x=y=z となる。しかしこのとき第1式は x2=x2+7 となり矛盾する。したがって
x+y+z=0
である。
条件 x≦y≦z と和が 0 であることから z≧0 である。また x+y=−z であり,第3式から xy=z2−7 である。よって x,y は2次方程式
T2+zT+z2−7=0
の2つの整数解である。この判別式は
Δ=z2−4(z2−7)=28−3z2
である。z≧0 かつ Δ≧0 より z=0,1,2,3 のみを調べればよい。
z=0 のとき Δ=28 で平方数でない。z=1 のとき Δ=25 で,解は −3,2 であるが y≦z を満たさない。z=2 のとき Δ=16 で,(x,y)=(−3,1) を得る。z=3 のとき Δ=1 で,(x,y)=(−2,−1) を得る。
よって求める組は
(−3,1,2),(−2,−1,3)
である。