問題
を実数とし,二つの関数
を考える。座標平面上の放物線をとし,曲線をとする。,であるとする。次の問いに答えよ。
(1) 実数に対して
が成り立つことを示せ。
(2) をを用いて表せ。また,のとり得る値の範囲を求めよ。
(3) 放物線と軸で囲まれた部分の面積をを用いて表せ。
(4) 曲線上の点を考える。点Pにおける曲線の接線をとする。直線と放物線で囲まれた部分の面積をを用いて表せ。
(5) とをそれぞれ(3)と(4)で求めたものとし,とする。が(2)で求めた範囲を動くとき,が最大となるの値とそのときのの値を求めよ。
出典:広島大学 2026年度 前期 文系 第4問
方針
からに直す。接線と放物線の交点も因数分解で求められるので,(1)の積分公式を二度使って面積を出し,最後はを一変数として最大化する。
解答
(1)
とおくと,積分区間はとなり,
である。よって
である。
(2)
より
であるから,
である。また
であるから,を用いると
である。より
である。
(3)
より
である。だから,でである。したがって(1)を用いて
である。
(4)
であるからであり,点Pはである。接線の傾きは
であるから,は
である。放物線との差をとると
である。よってもう一つの交点の座標はである。では接線が放物線の上にあるので,(1)より
である。
(5)
(3),(4)より
である。とおくと,よりであり,
である。これはのとき最大となる。したがって
であり,最大値は
である。