問題
原点をとする平面上で,関数で定義される曲線と,上にない点を考える。および上の異なる2点,()は以下の(i),(ii)を満たすとする。
(i) とを通る直線は,を通るの接線と平行である。
(ii) とを通る直線は,を通るの接線と平行である。
次の問いに答えよ。
(1) とが満たす条件を求め,とをそれぞれとを用いて表せ。
さらに,,は以下の(iii)を満たす。
(iii) とは直交する。
(2) をの式で表せ。
さらに,,が一直線上にないとする。
(3) の取りうる値の範囲を求めよ。
(4) の面積をとする。をの式で表せ。
(5) をの関数とみなし,その定義域を(3)で求めた範囲とする。そのとき,が極大となるを求めよ。
出典:横浜国立大学 2025年度 前期 文系 第3問
方針
接線の傾きがであることから,2本の平行条件を式にする。差をとるとが出るので,と置いて整理する。直交条件でを決め,面積は原点を含む三角形の座標公式で求める。最後は得られた1変数関数を微分して極大点を判定する。
解答
(1)
である。条件(i),(ii)より
である。両式を引くと
となり,よりである。()とおくと,どちらか一方の式から
を得る。したがって条件は
であり,
である。
(2)
直交条件は
である。,を用いると
より
である。よって
である。
(3)
が一直線上にある条件は
である。ここで
であり,だからが一直線条件である。一方,(2)のもとでは
である。したがって除くべき値はであり,
である。
(4)
三角形の面積より
である。したがって
である。
(5)
とおく。微分すると
である。定義域ではは除かれているので,符号変化を見ると,で増加から減少に変わる。よってが極大となるのは
である。