問題
を正の整数とし、 を整数とする。 についての方程式
は異なる3つの実数解をもち、1つの解が整数で、残り2つの解の積が整数である。 の組をすべて求めよ。
出典:横浜国立大学 2017年度 前期 文系 第2問
方針
整数解を とおき、整数係数方程式から が の約数に限られることを使う。さらに解と係数の関係で残り2解の積を と表し、これが整数である条件から に絞る。最後に を代入して を求め、重解を除く。
解答
整数解を とする。定数項が であるから、整数解 は の約数であり、
である。
3つの解を とすると、解と係数の関係より
である。残り2つの解の積 は整数なので
が整数である。 を考えると、いずれの場合も でなければならない。
よって方程式は
となる。 を代入すると
すなわち となり、整数解はない。
を代入すると
より
である。したがって である。
を代入すると
より
である。したがって である。
を代入すると
となり、整数解はない。
候補は である。 のとき
となり、異なる3つの実数解をもたないので除く。 のとき
であり、2次式の判別式は正である。 のとき
であり、2次式の判別式は正である。
以上より
である。