問題
正の実数 および となる実数 が次の条件を満たすように動く。
条件:座標平面上の放物線
の頂点は であり, は 軸と の範囲で交わる。
このとき, と 軸で囲まれる図形の面積 のとりうる値の範囲を求めよ。
出典:東京大学 2026年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
頂点が であることから,放物線の2つの 軸との交点を頂点の左右に同じ距離だけ離して表す。すなわち と置くと,頂点の高さの条件から が出る。これにより放物線は と書ける。あとは 軸との交点の高さが に入る条件を の範囲に直し,面積 を の一次式として求める。
解答
頂点の 座標が であり, であるから,ある正の実数 を用いて と表せる。このとき である。したがって放物線は である。
頂点は のときで,その 座標は である。頂点が だから である。特に であり,放物線は と書ける。
次に, と 軸との交点を調べる。 を代入すると,その 座標は である。条件より でなければならない。右側の不等式から すなわち を得る。また左側の不等式から すなわち を得る。よって であり, だから である。
放物線と 軸で囲まれる部分は, から までである。 と置くと
である。被積分関数は偶関数なので
である。
したがって より,求める範囲は である。端点はそれぞれ で実際に実現する。