過去問データベース 過去問を探す

東京大学 2005年度
文系数学 第3問

問題

0以上の実数を満たしながら動くとき,方程式

の解のとる値の範囲を求めよ。

出典:東京大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

とおくと2次方程式になり,判別式を直接計算するより と因数分解的に見るのが早い。したがって解は である。あとは のもとで をちょうど動くことを確認し,2種類の正の解の範囲を単調性と端点で決める。最後に2つの範囲がつながるため,正負対称性から全体の範囲を出す。

解答

とおくと,方程式は となる。この2次方程式の解は

である。したがって であり, の値は である。

ここで とおく。 より であるから である。

逆に, を任意に取る。このとき となればよい。 を2次方程式 の2解として定めると,判別式は であり,2解は実数である。また積 ,和 だから,2解はともに0以上である。さらに である。よって の範囲をちょうど動く。

まず大きい方の正の値を調べる。 である。右辺は で増加するので, である。したがって である。

次に小さい方の正の値を調べる。 である。関数 は, となるので減少する。端点では であるから である。

以上より,正の値として現れる範囲は の和集合,すなわち である。方程式は だけを含むので,負の解についても対称に同じ範囲が現れる。したがって求める範囲は である。