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東京大学 1990年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

長さ1の線分をつなげてできる右のような平面上の図形を考える.に対し,図形の左端の点を,右端の点を,上端の点をとする.
は一辺の長さが1の正三角形の周である.は図のように,を3つつなげてできる図形である.
と同じ図形を3つ用意し,それらをとする.に対し,の左端の点を,右端の点を,上端の点をとしたとき,は,がそれぞれ同一の点になるようにおいてできる図形である.
において,から線分の上を通り,一度通った点は二度通らずにまで行く行き方を考える.この行き方のうち,途中を通らない場合の個数をとし,途中を通る場合の個数をとする.容易にわかるように,である.

(1) を求めよ.

(2) を用いて表せ.また,を用いて表わせ.

(3) を求めよ.

東京大学 1990年度 後期 第3問の図1
東京大学 1990年度 後期 第3問の図2
東京大学 1990年度 後期 第3問の図3
東京大学 1990年度 後期 第3問の図4
出典:東京大学 1990年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

三つの を大きな三角形の左下・右下・上に配置して考える。二頂点間の道を「残る頂点を通らない 型」と「通る 型」に分けたまま連結する。大きな図形で を通るか否かごとに、三つの小図形で選ぶ型を列挙して漸化式を作る。

解答

(1)

の六頂点からなる図で、同じ点を二度通らない道を列挙する。 から へ行く道は、 を通らないものが7通り、通るものが3通りである。したがって

(2)

三つの小図形 のそれぞれで、二つの端点を結ぶ道は、第三の端点を通らない 型と、第三の端点を通る 型に分かれる。

を通らない道を、小図形ごとの型で分類すると、

に対応する場合が得られる。これらは連結点を通る順序が異なり、互いに重ならない。よって

一方、 を通る道は、上側の小図形で第三頂点を通る場合を同様に分けると

(3)

を代入して

したがって