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東京大学 1990年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

とし,平面上の原点とする.に対して,を正の実数とし,とおいたとき,点となるように定める.ただし,このときとなっているものとする.を順に結んで得られる六角形をとおく.

(1) であることを示せ.

(2) とするとき,の面積の最大値を求めよ.

(3) とするとき,の面積の最大値を求めよ.

出典:東京大学 1990年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

行列 回転を表すので、六辺の方向は順に ずつ変わる。閉じる条件を 成分に分けて(1)を得る。(2)(3)では共通差 と三つの基準長 を導入し、六角形の面積を二次式にして を使う。

解答

(1)

辺の方向は正の 軸を だけ回転した方向である。 成分から

したがって

また 成分を2倍して

前式を代入すると

よって

(2)

共通の差を とし

とおくと

六角形の面積を とする。各頂点を辺ベクトルの累積和で表し、座標の面積公式で整理すると

より

固定した和に対し

で、等号は のときである。したがって

ここでは なので

等号は のときに実現する。

(3)

上の評価で も動かすと

、すなわち の正六角形で等号が実現する。よって