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東京大学 1984年度
文系数学 第1問

問題

を実数の定数として,関数を考える.いまの2個の解を と書くことにすれば,これらはの関数とみなすことができる.
の関数の範囲における最大値および最小値を求めよ.

出典:東京大学 1984年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

まず を計算し、2解 の和と差を で表す。絶対値和は が2解の間にあるか、2解の右にあるかで形が変わるため、 の符号を使って に分ける。各区間で最大最小を調べる。

解答

であるから であり、整理して となる。判別式は である。ここで なので、 は常に異なる2解をもつ。

2解を とすると、解と係数の関係から であり、また である。

次に の位置関係を調べる。 である。 は上に開く2次式なので、 で負、外側で正である。したがって では であり、 では である。 では である。この右辺は で最小となり、最小値は である。またこの区間の端 では値は である。 では である。よって となる。これは の増加関数なので、 で最大値 をとる。

以上より、求める最大値は であり、そのとき である。最小値は であり、そのとき である。