過去問データベース 過去問を探す

東北大学 2025年度
文理共通数学 文系第2問・理系第2問

問題

正の実数からなる2つの数列を次のように定める。

このとき,以下の問いに答えよ。

(1) を実数とする。とおく。このとき,数列が等比数列になるようなの値をすべて求めよ。

(2) 数列の一般項を求めよ。

出典:東北大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第2問・理系第2問

方針

正の数列なので,底を2とする対数を取って の連立一次漸化式に直す。 が等比数列になるには,次の項 が常に の定数倍である必要があるため, の係数を比較する。得られる に対して2本の等比数列 を作り,その連立から を復元して に戻す。

解答

(1)

とおく。 は正なので対数を取ることができる。与えられた漸化式 の両辺の底2の対数を取ると である。 が公比 の等比数列になるとする。このとき,すべての について が成り立つ。左辺を で表すと である。したがって となるので,係数を比較して である。 を代入すると すなわち である。よって より である。

(2)

初期値は である。(1) の結果を具体的に用いる。 のとき,公比は であり, である。初期値は だから である。 のとき,公比は であり, である。初期値は だから である。

ここで

を解く。第2式から であり,これを第1式に代入して すなわち である。よって である。したがって である。

別解。 の一般項だけを求めるなら, だけの漸化式にしてもよい。連立漸化式 から,第一式より である。次に であり, を代入すると を得る。初期値は である。したがって特性方程式 すなわち から とおける。 を代入すると であり,これを解いて である。よって となり,同じく を得る。