問題
を正の整数とする。A,B,Cの3種類の文字から重複を許して個の文字を一列に並べるとき,AとBが隣り合わない並べ方の総数をとする。たとえばのとき,このような並べ方は
の7通りあるので,である。以下の問いに答えよ。
(1) AとBが隣り合わない並べ方のうち,番目がAまたはBであるものを通り,番目がCであるものを通りとする。このときをを用いて表せ。
(2) 数列に対して,をとを用いて表せ。
(3) により定まる数列について,との大小関係を調べよ。
方針
末尾がAまたはBである場合とCである場合に分ける。末尾がAまたはBなら次にAまたはBを置く方法は同じ文字を続ける1通りだけで,末尾がCならA,Bの2通りを置ける。ここから を出し, を使って を導く。比 は を満たし,不動点 の上下に交互に現れることから大小を判定する。
解答
(1)
長さ の並べ方で,最後がAまたはBであるものを考える。最後がAなら次にAまたはCを置くことができるが,Bは置けない。最後がBなら次にBまたはCを置くことができるが,Aは置けない。したがって,最後がAまたはBである 通りから,長さ で最後がAまたはBになるものは 通りである。
また最後がCである 通りからは,次にAまたはBを置く方法が2通りある。よって である。
一方,最後にCを置くことは,長さ のどの並べ方からも可能である。したがって である。
(2)
である。(1) より である。さらに
である。一方 であるから である。
(3)
とおく。(2) より
である。
また , なので である。ここで とおくと, は を満たす。さらに である。
関数 は で単調減少であり, を不動点にもつ。したがって なら , なら である。よって帰納的に である。
最後に である。右辺は のとき正, のとき負である。したがって である。