問題
は平面上の点とする.点から曲線に接線がちょうど2本だけひけ,この2本の接線が直交するものとする.このときのを求めよ.
出典:東北大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第3問
方針
曲線上の接点の 座標を として接線を作り,その接線が点 を通る条件を の3次方程式にする。接線がちょうど2本だけ引けることは,この3次方程式が重解 と別の単解 をもつことに対応する。係数比較で を得て場合分けし,最後に2本の接線の傾きの積が になる条件を課す。
解答
曲線 の における傾きは である。接点は なので,接線の方程式は である。整理すると となる。
この接線が点 を通る条件は であり,移項して を得る。したがって,点 から引ける接線の本数は,この の3次方程式の相異なる実数解の個数で決まる。
接線がちょうど2本だけ引けるためには,この3次方程式が重解 と,それとは異なる単解 をもつ必要がある。そこで とおく。右辺を展開すると である。係数を比較して, の係数から すなわち である。
まず の場合を考える。係数比較より であるから である。2本の接線の接点は と であり,傾きはそれぞれ である。これらが直交する条件は,傾きの積が であることなので である。よって となる。したがって であり, である。
次に の場合を考える。このとき であり,係数比較から となる。2本の接線の傾きは である。直交条件は である。 とおくと であり,整理して となる。この判別式は なので,実数 は存在しない。したがってこの場合は不適である。
以上より求める点は
である。