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東北大学 2006年度
後期・文理共通数学 文系第1問・理系第1問

問題

多項式を零でない多項式で割った余りをとする.以下の問に答えよ.

(1) 方程式の共通解は方程式の解であることを示せ.

(2) は実数の定数として

とする.で割った余りを求めよ.さらに,方程式の共通の実数解を求めよ.

出典:東北大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 文系第1問・理系第1問

方針

(1)は除法の等式 に共通解を代入するだけでよい。(2)ではまず で割った余り を実際に求める。 の共通解は の共通解なので,さらに の共通実数解に絞る。 の候補 が本当に を満たすことまで確認する。

解答

(1)

で割った商を とすると,余りが であるから と書ける。 が方程式 の共通解であるとする。このとき である。上の等式に を代入すると となる。したがって の解である。

(2)

実際に で割ると,商は であり,余り

である。これは と因数分解できる。

ここで である。したがって の共通実数解は, も満たすので,候補は に限られる。

実際に

であり,また

である。よって はともに を満たす。また であるから,除法の等式 より も満たす。

(1)と, の関係から, の共通の実数解は の共通実数解に一致する。したがって である。ただし の場合は,これは同じ解 を表す。