東北大学 2001年度
後期・文系数学 後期 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 積分、図形と方程式
- 解法
- 接線・法線、面積計算、計算整理
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 —
問題
2つの放物線
C:y=2x2+ax,D:y=21x2+bx+c
がそれぞれ原点(0,0)と点(2,2)で直線y=xと接するようにa,b,cの値を定めよ.また,このときCのx≧0の部分とDおよび直線y=xが囲む部分の面積を求めよ.
出典:東北大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
接する条件は、接点で関数値が直線 y=x と一致し、微分係数も1になること。これで a,b,c を決める。面積は、直線 y=x、放物線 C、放物線 D の交点を確認し、0≦xleqq2/3 では C と直線、2/3≦xleqq2 では D と直線の差を積分する。
解答
まず係数を求める。 C:y=2x2+ax が原点で直線 y=x と接する。原点を通ることは自動的に成り立つので、接線の傾きが1であればよい。C の導関数は y′=4x+a だから a=1 である。
次に D:y=21x2+bx+c が点 (2,2) で y=x と接する。導関数は y′=x+b であるから 2+b=1 より b=−1 である。また点 (2,2) を通るので 21⋅22+2b+c=2 すなわち 2−2+c=2 より c=2 である。したがって a=1,b=−1,c=2 である。
このとき C:y=2x2+x,D:y=21x2−x+2 である。直線 y=x との差を見ると C−x=2x2 であり、C は x≧0 で直線の上にある。また D−x=21x2−2x+2=21(x−2)2 であり、D も直線の上にあり、x=2 で接する。 C と D の交点を求めると 2x2+x=21x2−x+2 すなわち 3x2+4x−4=0 である。よって正の交点は x=32 である。
したがって囲まれた部分の面積 S は
S=∫02/3{(2x2+x)−x}dx+∫2/32{(21x2−x+2)−x}dx
である。すなわち S=∫02/32x2dx+∫2/3221(x−2)2dx である。
計算すると
∫02/32x2dx=8116,∫2/3221(x−2)2dx=8132
であるから S=8148=2716 である。よって面積は 2716 である。