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東京工業大学 2011年度
後期・理系数学 後期第1問

問題

正の実数 に対して,座標空間における4点 を考える。このとき,次の問いに答えよ。

(1) 四面体 のすべての面に内接する球 の半径 を用いて表せ。

(2) が動くとき,球 の体積を四面体 の体積で割った値の最大値を求めよ。

出典:東京工業大学 2011年度 後期 後期・理系 後期第1問

方針

四面体の体積は座標軸上の切片から である。内接球の半径は により,全表面積を求めれば出る。比の最大化では とおき,対数微分と同じ形で符号を整理して が最大であることを示す。

解答

(1)

四面体 の体積を ,表面積を とする。座標軸上の切片でできる四面体なのでである。

各面の面積は, がそれぞれ である。またより, の面積は である。したがってである。

内接球の半径を とすると,四面体の体積は4つの面を底面とする高さ の三角錐の和であるから である。よって

である。

(2)

の体積を四面体の体積で割った値を とする。(1)より

である。 とおくと であり, である。 の符号はの符号と同じである。さらにであるから, で増加し, で減少する。よって最大は で起こる。

このとき であるから,最大値はである。