東京工業大学 2009年度
後期・理系数学 第2問
- 試験区分
- 後期日程
- 対象
- 全類
- 分野
- 微分、図形と方程式、関数
- 解法
- 接線・法線、パラメータ処理、面積計算、微分による最大最小
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 20分
問題
p>0,q>0 であるような点 P(p,q) から双曲線 y=−x1 へ引いた2本の接線の接点を A,B とする。pq を t とおいて,三角形 PAB の面積を t の式として表せ。また,この面積の最小値を求めよ。
出典:東京工業大学 2009年度 後期日程 後期・理系 第2問
方針
接点の x 座標を u,v とする。双曲線の接線の式から,u,v は qs2+2s−p=0 の2根である。接線2本の交点 P と三角形の面積を u,v で表し,t=pq=−4uv/(u+v)2 によって消去する。最後に t>0 の一変数関数として微分する。
解答
双曲線 y=−x1 上の点 (s,−s1) における接線はy=s2x−s2である。点 P(p,q) がこの接線上にある条件はq=s2p−s2すなわちqs2+2s−p=0である。この2根を u,v とすると,u+v=−q2,uv=−qp である。
接点を A=(u,−u1),B=(v,−v1) とする。2本の接線の交点はP(u+v2uv,−u+v2)である。したがって座標の面積公式より[PAB]=2∣uv(u+v)∣∣u−v∣3である。
また
t=pq=−(u+v)24uv
であるから,
(u−v)2=(u+v)2−4uv=(u+v)2(1+t)
であり,さらに ∣uv(u+v)∣=4t∣u+v∣3 である。よって[PAB]=t2(1+t)3/2(t>0)となる。
この面積を A(t) とおくと,A′(t)=t2(1+t)1/2(t−2)である。したがって 0<t<2 で減少し,t>2 で増加するので,最小は t=2 のときである。最小値はA(2)=33である。