過去問データベース 過去問を探す

東京工業大学 2007年度
後期・理系数学 第1問

問題

1から6までの目がそれぞれ の確率で出るサイコロを3回振って出た目を順に とし,次の3次方程式を考える。

(1) この方程式が相異なる3個の実数解をもつ確率を求めよ。

(2) この方程式が自然数の解をもつ確率を求めよ。

出典:東京工業大学 2007年度 後期日程 後期・理系 第1問

方針

(1)は の極大値と極小値の符号で3実根の条件を作り, をサイコロの値で数える。(2)は自然数解 の候補を に絞り, の偶奇別に を数える。

解答

(1)

とおく。関数 についてであるから,極値をとる点は である。相異なる3個の実数解をもつための条件は,極大値が正で極小値が負であることであり,これはと同値である。よってであればよい。

この条件は であり, の値にはよらない。 について条件を満たす の個数は順に である。したがって は14通り, は6通りある。求める確率はである。

(2)

自然数解を とする。 ならばであり, の絶対値は6以下なので解にならない。よって だけを調べればよい。

のときである。 が偶数なら となり, の5通りである。 が奇数のときは条件を満たさない。

のときである。 が偶数なら の2通り, が奇数なら の3通りである。これらは の場合と重ならない。

偶数の は3通り,奇数の も3通りであるから,有利な出方は 通りである。求める確率はである。