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東京工業大学 2000年度
後期・理系数学 第1問

問題

実数 に対し とおく。

(1) を因数分解せよ。

(2) すべての に対し が成り立つための の条件を求め,それを満たす点 の存在する範囲を図示せよ。

出典:東京工業大学 2000年度 後期 後期・理系 第1問

方針

まず が根であることから一次因子を見つける。(2)では とし, なら が必要十分, なら の前後で の符号が変わるので, もそこで符号を変える必要がある。この違いを場合分けして の領域を求める。

解答

(1)

であるから, を因数にもつ。実際に割るとである。

(2)

とおく。まず のとき, では であるから,必要十分条件は がすべての で成り立つことである。

では, の軸は にあるので, での最小値は である。よって が必要十分である。 では,最小値は でとられ,その値は である。よって が必要十分である。

次に とする。このとき で負, で正である。したがって積 が常に 以上であるためには, で符号を変えなければならない。よって が必要である。これは,すなわち である。このときであり, なら で成り立つ。よって となり,この条件は十分でもある。

以上より求める条件は

である。図示すれば, では放物線 上, では 以上の部分, では放物線 以上の部分である。