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東京工業大学 1999年度
後期・理系数学 第2問

問題

(図は省略する。図1は,半径 の円の内部に,外側の円に接し,かつ互いに隣り合って接する 個の合同円を等間隔に描いたものを表す。図2は,中央に残る同心円内に同じ配置で 個の小さい合同円を描いたものを表す。)

(1) 半径 の円に内接する 個の半径の等しい円を図1のように描く。さらに図2のように 個の小さな半径の等しい円を描く。この操作を無限にくり返したとき, 個ずつ次々に描かれる円の面積の総和 と,それらの円の円周の長さの総和 を求めよ。

(2) (1) で 個の円を次々に描いていった。一般に,自然数 に対して 個の円を用いて同様の操作を行うとき,描かれる円の面積の総和 と,それらの円の円周の長さの総和 を求めよ。

(3) 数列 の極限値を求めよ。

出典:東京工業大学 1999年度 後期 後期・理系 第2問

方針

まず一般の 個の場合を考える。第1段の小円の半径を ,中心が乗る同心円の半径を とし,隣り合う中心角 から接する条件を立てる。中央に残る同心円の半径が次段以降の縮小比になるので,面積和と円周和は等比数列の和で求まる。

解答

(1)(2)

一般の 個の場合を求め,最後に を代入して (1) の答えも得る。第1段に描く 個の円の半径を とする。それらの中心は,もとの円の中心を中心とする半径 の円周上に等間隔に並ぶ。隣り合う中心のなす角は であり,隣り合う小円が接するのでである。 とおくとである。

第1段の 個の円に内側から接する同心円の半径はである。この中央の同心円内で同じ操作を繰り返すので,段が1つ進むごとに半径は倍される。

したがって

である。ここで

だからである。また円周の総和は

であり, より である。

したがって (2) の答えは である。特に (1) は を代入して である。

(3)

であるから, のとき である。したがって

である。