過去問データベース 過去問を探す

東京工業大学 1998年度
後期・理系数学 第2問

問題

平面の直線 ,直線 とする。 空間において を軸にして を回転してできる円柱面(内部は含まない)を とする。さらに 軸を軸として を回転してできる回転体を とする。

(1) 平面で を切った切り口に現れる楕円の方程式を求めよ。

(2) 平面による断面を図示せよ。

(3) の部分の体積を求めよ。

出典:東京工業大学 1998年度 後期 後期・理系 第2問

方針

直線 からの距離を表す座標 を使うと,円柱面 と書ける。(2)では高さ を固定し,平面 一定での楕円上の点の 軸からの距離 の最大値と最小値を求める。回転後の断面は で表され,体積は円環の面積を で積分して求める。

解答

(1)

平面で は直線 からの符号付き距離を表す。直線 から距離 だけ離れているので, のまわりに回転してできる円柱面はである。 平面では だから,求める楕円はである。

(2)

高さ を固定すると, と平面 一定との交線はである。 とおくと, であり, 軸からの距離

を満たす。

これより最大値は端点でとり, である。最小値は二次式の頂点を見て

である。したがって 平面での断面は,それぞれの に対してを満たす点全体である。外側の境界は ,内側の境界は では では である。

(3)

高さ における断面積を とする。(2)よりである。偶関数なので だけ積分して2倍する。 ではであり, ではである。

よって求める体積

である。