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東京工業大学 1994年度
後期・理系数学 第1問

問題

関数 に対し とおく。ある定数 が存在して が常に成立し,さらに3つの条件 (i) は連続,(ii) ,(iii) が満たされているとする。このとき を求めよ。

出典:東京工業大学 1994年度 後期 後期・理系 第1問

方針

が連続なので はすべての で微分可能であり, である。したがって右辺 もすべての点で微分可能でなければならない。特に における左右微分を比べ, を得る。 は条件に反するので と決まり,あとは から を決める。

解答

は連続であるから, はすべての で微分可能であり, である。

まず とすると である。このとき であり, から となる。しかし となり,条件に反する。よって である。

次に と仮定する。 とおくと, では では である。したがって における左微分係数は ,右微分係数は である。 なら の左右微分係数は一致しないので, で微分可能であることに反する。したがって でなければならない。

よってである。 は微分可能で,その導関数は であるから

である。条件 より 。また

であるから, より である。

逆に とすれば で,得られた は連続であり, も満たす。したがってである。すなわち

である。