問題
,を実数とする.についての方程式
が実数解をもつような点の存在範囲を座標平面上に図示せよ.
出典:大阪大学 2023年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
とおくと、2つの等式は と に整理できる。まず が連立条件に反することを確認し、 のもとで を消去して必要条件を出す。最後に、得られた曲線上の任意の点から実際に を復元できることを示し、端点・除外点・漸近線を明記して図示する。
解答
とおく。すると であり、 である。また、連立等式のもう一方から を得る。
ここで とすると、上の式から である一方、 となる。これは に反する。したがって必ず である。 なので と書ける。また より である。 だから であり、さらに から である。 を消去すると を得る。よって、求める点 は少なくとも をみたす。
逆に、 かつ をみたす点をとる。 のときは であり、 とおけば となる。 より であるから、ある実数 を用いて とできる。このとき かつ が成り立つ。 のときは方程式から である。例えば とすれば かつ であるから、この場合も実現できる。
したがって存在範囲は で表される曲線である。図示すると、 軸に関して対称で、 では を通り、 では原点 を通る。また のとき となるので、直線 は水平漸近線であり、 自体は含まれない。
別解。図の形を直接見るには、 を消去せず
と媒介変数表示してもよい。 では であり、 が から へ増えるにつれて は から へ単調に減少し、 は から へ減少する。 の部分はこれを 軸に関して反転した枝である。これにより、上で得た曲線の図示と端点・漸近線が確認できる。