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大阪大学 2003年度
文系数学 第1問

問題

平面ベクトルに対してと定める.

(1) 平面ベクトルに対して

とするとき

が成り立つことを示せ.

(2) (1)でがすべて正であるとする.このとき任意の平面ベクトルは0以上の実数を用いて

と表すことができることを示せ.

出典:大阪大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

(1) は記号 が2次元の面積を表す交代的な式であることを踏まえ、まず成分で展開して2成分とも0になることを示す。(2) は から が平行でないことを使って任意の と表し、(1) の関係式で を足す量を十分大きくして係数を非負に直す。

解答

(1)

とおく。このとき である。

まず第1成分を調べると

同様に第2成分は

したがって

が成り立つ。

(2)

であるから、 であり、 は平行でない。よって任意の平面ベクトル は、ある実数 を用いて と表せる。

また (1) より

であり、 だから である。ここで である。 を十分大きい0以上の実数に取り、 となるようにする。例えば とすればよい。このとき

したがって、任意の は0以上の実数 を用いて

と表せる。