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大阪大学 1988年度
文系数学 第1問

問題

は整数とし,正の整数に対しとおく.

(1) が相異なる正の整数であるとき,を求めよ.

(2) すべての相異なる正の整数に対してが整数であるならば,は6で割り切れることを示せ.

出典:大阪大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

まず和の公式で の2次式に直す。差商は2次関数の差商として だけに依存する形になる。(2)では「すべての相異なる正の整数」という条件を使い、特定の を代入して分母6に現れる の条件を取り出す。1組だけで示す方法に加え、2組を比較して偶数条件と3の倍数条件を分けて読む別解も確認する。

解答

(1)

定義式の中の和を先に計算する。よく知られた和の公式

を用いると

これを について整理すれば

である。したがって、 のとき定数項は差で消え、

よって求める値は である。

(2)

(1)の結果に を代入する。この2つは相異なる正の整数なので、仮定により は整数である。ここで は整数だから、 も整数でなければならない。すなわち である。 は互いに素なので、ユークリッドの互除法、または素因数分解より が従う。よって は6で割り切れる。

【別解】分母6を一度に見る代わりに、2の条件と3の条件を分けて取り出すこともできる。 を代入すると が整数であるから、 が整数であることより は整数、したがって は偶数である。次に で得られる2つの整数値の差をとると

も整数である。よって は3で割り切れる。 は偶数かつ3の倍数であるから、 は6で割り切れる。