問題
整数に対し次の条件を考える。
(*) かつ
以下の問に答えよ。
(1) それぞれの場合に条件(*)をみたす整数の組をすべて求めよ。
(2) は3以上の素数,は正の整数,とする。このとき,条件(*)をみたす整数の組をすべて求めよ。
出典:名古屋大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第2問・理系第2問
方針
と因数分解し,, とおく。 から は正の整数で ,さらに , が整数になるため は同じ偶奇でなければならない。(1)は因数対を列挙する。(2)は の因数対がともに偶数に限られることを使い,,, に帰着する。
解答
準備
である。そこで とおく。条件 より である。今回 の場合だけを扱うので,実際には である。また であり,逆に が正の整数で , を満たすとき となる。したがって が整数になるためには, と が同じ偶奇であることが必要十分である。
(1)
のとき,正の因数対 , は である。このうち同じ偶奇であるものは である。よって である。 のとき,正の因数対は であり,どちらも奇数同士である。したがって である。 のとき,正の因数対は である。どちらも一方が奇数,他方が偶数なので, が整数にならない。よって解は存在しない。
以上より
である。
(2)
とする。ただし は3以上の素数なので奇数である。準備と同じく とおくと であり, は同じ偶奇でなければならない。
積 は偶数であり, は奇数である。 が同じ偶奇なら,奇数同士では積が奇数になってしまう。したがって はともに偶数である。そこで とおくと, である。 は素数だから, の正の因数は だけである。よって と表せる。 より すなわち である。
このとき である。 なら も満たす。したがって求める組は
である。