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九州大学 1998年度
文理共通数学 第3問(b)・第4問(b)

問題

(1) 自然数について,次の等式が成り立つことを示せ.

(2) 辺の長さ1の正三角形のタイルをいくつか用意して,辺の長さが自然数の正三角形をタイルで張りつめたい.

(i) のとき,どのようにタイル張りすれば良いか図示せよ.

(ii) 一般に,辺の長さの正三角形をタイルで張りつめるのに必要なタイルの個数をの式で表し,その式が成り立つ理由を述べよ.

(3) 辺の長さ1の正三角形を底面とする高さ1の正三角柱のブロックをいくつか用意して,すき間なく並べて高さ1の正三角柱の台を作る.このような台を段積み上げ,高さの台を作る.この台を真横から見たとき右図のように見えたという.ただし,図の小四角形はすべて辺の長さ1の正方形である.このとき台全体の体積を求めよ.

出典:九州大学 1998年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問(b)/理系 第4問(b)

方針

平方和公式は差分を作って望ましい右辺が1項ずつ増えることを示す。正三角形タイルは上からの段に分けると奇数列 が現れる。立体では真横から見える各段について、同じ段の奥行き方向にも同じ個数の並びがあると読み、 個を足し上げる。

解答

(1)

とおく。 と考えると である。中を展開すると だから である。したがって となり、 が示された。

(2)(i)

一辺をそれぞれ2等分、3等分、4等分し、各分点を辺に平行な線で結べばよい。すると、一辺の長さが1の正三角形だけに分割される。図示するときは、 では4個、 では9個、 では16個の小正三角形に分ければよい。

(2)(ii)

上から 段目には、小正三角形が 個並ぶ。よって必要なタイルの個数は である。これは となる。したがって必要なタイル数は である。

(3)

真横から見て上から 段目にあたる層では、横方向に 個の単位が並ぶ。同じ層を上から見ると、奥行き方向にも同じ三角形状の並びができるので、その層に含まれる正三角柱の個数は 個である。したがってブロックの総数は である。

(1)の平方和公式を使うと

ブロック1個の底面積は、一辺1の正三角形の面積 であり、高さは1である。よってブロック1個の体積は で、台全体の体積は

である。