京都大学 2026年度
文系数学 第4問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系学部
- 分野
- 数列、指数・対数
- 解法
- 数え上げ、和の計算、場合分け
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 12分
問題
実数xに対して,l≦xを満たす最大の整数lを[x]で表す.正の整数nに対して,an=k=1∑n[log3k]と定める.
(1) a26を求めよ.
(2) Nを正の整数とし,m=3N−1とするとき,amをNを用いて表せ.
出典:京都大学 2026年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問
方針
[log3k]=j となるのは,3j≦k<3j+1 のときである。この範囲にある整数 k の個数は 3j+1−3j=2⋅3j 個である。(1)では 1≦k≦26 を [1,2],[3,8],[9,26] に分ける。(2)では m=3N−1 なので,j=0,1,…,N−1 の階層が欠けずにそろい,am=∑j=0N−12j3j を計算すればよい。
解答
(1)
[log3k] は,3j≦k<3j+1 のとき j である。1≦k≦26 では,1≦k≦2 のとき [log3k]=0,3≦k≦8 のとき [log3k]=1,9≦k≦26 のとき [log3k]=2 である。
それぞれの個数は 2,6,18 個であるから,a26=0⋅2+1⋅6+2⋅18=42 である。したがって a26=42 である。
(2)
m=3N−1 とする。j=0,1,…,N−1 について,3j≦k≦3j+1−1 のとき [log3k]=j である。この範囲の整数 k の個数は (3j+1−1)−3j+1=3j+1−3j=2⋅3j である。m=3N−1 なので,j=N−1 までの範囲がちょうどすべて含まれる。
したがって am=∑j=0N−12j3j である。ここで T=∑j=0N−1j3j とおく。すると 3T=∑j=0N−1j3j+1=∑j=1N(j−1)3j であるから,3T−T=(N−1)3N−∑j=1N−13j である。右辺の和は ∑j=1N−13j=23N−3 なので,2T=(N−1)3N−23N−3=2(2N−3)3N+3 である。したがって T=43+(2N−3)3N である。
ゆえに am=2T=23+(2N−3)3N である。