過去問データベース 過去問を探す

京都大学 2012年度
文理共通数学 文系第3問・理系第3問

問題

実数が条件を満たしながら動くとき

がとりうる値の範囲を求めよ.

出典:京都大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第3問・理系第3問

方針

与式と条件が対称式なので、 に置き換える。条件 から と表せ、求める式も だけの3次式になる。ただし任意の が許されるわけではないので、 が実数として存在する条件を、2次方程式 の判別式で求める。最後は閉区間上の3次関数の最大最小として、端点と臨界点を比較する。

解答

とおく。すると であるから、条件 すなわち と表せる。

求める式を とおくと である。ここで であり、また なので である。 を代入して を得る。

次に の範囲を求める。実数 が和 、積 をもつことは、2次方程式 が実数解をもつことと同値である。したがって判別式が0以上でなければならない。 を代入すると すなわち である。よって である。

以上より、求める値の範囲は における値域である。微分すると である。したがって区間内の臨界点は である。

端点と臨界点での値を調べると

である。これらを比較すると最小値は 、最大値は3である。

したがって取りうる値の範囲は である。