京都大学 2006年度
後期・文理共通数学 後期 文系第3問・理系第1問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系・理系
- 分野
- 数と式、論証・証明
- 解法
- 特殊化、展開・因数分解
- 難易度
- 3 / 10 計算量 2 / 10 目安 8分
問題
1次式A(x),B(x),C(x)に対して、{A(x)}2+{B(x)}2={C(x)}2が成り立つとする。このときA(x)とB(x)はともにC(x)の定数倍であることを示せ。
出典:京都大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 後期 文系第3問・理系第1問
方針
実数係数の1次式 C(x) は実数の根を1つもつ。その根を恒等式へ代入すると、平方の和が0になるので A,B も同じ根をもつ。1次式は根が等しければ互いに定数倍である。
解答
C(x) は1次式なので、ある実数 α を用いて
C(x)=c(x−α)(c=0)
と表せる。与えられた恒等式に x=α を代入すると
{A(α)}2+{B(α)}2=0
となる。A(α),B(α) は実数であるから
A(α)=B(α)=0.
A(x),B(x) も1次式なので、ある実数 a,b が存在して
A(x)=a(x−α),B(x)=b(x−α)
と表される。よって
A(x)=caC(x),B(x)=cbC(x).
したがって A(x),B(x) はともに C(x) の定数倍である。