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京都大学 2005年度
文理共通数学 文系第1問・理系第1問

問題

平面上の原点と点を結ぶ線分(両端を含む)をとする.曲線と共有点を持つような実数の組の集合を平面上に図示せよ.

出典:京都大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第1問・理系第1問

方針

線分 上の点を )と表す。放物線 がこの点を通る条件は であるから,固定した に対して, を動くときの2次関数 の値域を求めればよい。下端は端点 の小さい方,上端は頂点が区間内に入るかどうかで場合分けする。最後に の境界も含めて,不等式で図示できる形にまとめる。

解答

線分 は原点と点 を結ぶ線分であるから,その上の点は と表される。

曲線 を通る条件は である。したがって となる。

よって,固定した に対して の値域が,その に対して許される の範囲である。

まず下端を求める。 は上に凸の2次関数なので,閉区間 での最小値は端点のどちらかでとる。端点の値は である。したがって

である。

次に上端を求める。 の頂点は である。この頂点が に入るのは すなわち のときである。 のときは頂点が より右にあるので, では増加し,最大値は である。 のときは頂点で最大となり, である。 のときは頂点が より左にあるので, では減少し,最大値は である。

以上を合わせると,求める の集合は

で表される部分である。境界線も,線分 の端点または内部の点を共有点とする場合に対応するので,すべて含まれる。

したがって図示すると,直線 ,直線 ,放物線 で囲まれる上の範囲を, を境に上記のようにつないだ領域である。