問題
はの範囲の角とする.
(1) を満たすを求めよ.
(2) ,を0以上の整数とする.についての方程式が解を持つときのと,そのときの解を求めよ.
出典:京都大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第2問・理系第2問
方針
(1)は の公式を使い,範囲 に残る解だけを拾う。(2)は で割り, とおくと になる。 に正の解を持つかどうかは,2次式の値を で比べれば判定でき, まで候補が絞れる。最後に各候補の を計算して,範囲内の角を決める。
解答
(1)
より である。和積の公式を用いると となる。 だから である。したがって でなければならない。
このとき であるから,この範囲で余弦が0になるのは だけである。よって である。
(2)
より である。 とおくと であり,
だから,与えられた方程式を で割って を得る。すなわち である。
ここで とおく。 は0以上の整数なので である。またこの2次方程式の2つの解の積は であるから,正の解はただ1つである。したがって に解を持つためには,その正の解が1より小さければよく,これは と同値である。よって すなわち である。 は0以上の整数なので,候補は に限られる。それぞれについて の の解を求めると
である。最後の値は を用いた。
したがって求める組と解は
である。