問題
1からまでの相異なる個の自然数の中から無作為に2個を取り出し,大きい方を,小さい方をとする.つぎに残りの個の自然数の中から無作為に2個を取り出し,大きい方を,小さい方をとする.
(1) の期待値を求めよ.
(2) の期待値を求めよ.
(3) の期待値を求めよ.
出典:京都大学 1991年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 後期 文系・理系第5問
方針
(1)は2個の標本和の期待値、(2)は最大値が となる組数を使う。(3)は第2回に選ばれる無順序対も全ての2要素集合上で一様であるという対称性を使う。
解答
(1)
各数が選ばれる確率は だから
(2)
となる組は、相手を から選ぶ 通りである。従って
(3)
最初の2個を除いた後に選ぶ第2の無順序対も、対称性により全ての 個の組の上で一様である。従って の分布は、最初に2個を選んだときの小さい方と同じである。