広島大学 2018年度
文理共通数学 第1問(別問題)
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 文理共通(第1問類題)
- 分野
- 図形と方程式、関数
- 解法
- 座標設定、範囲評価、グラフの概形、面積計算
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 20分
問題
次の問いに答えよ.(1) tの2次関数s=(t−51)(t−53)のグラフを図示せよ.(2) 次の条件(A)を満たす座標平面上の点(u,v)の存在範囲を図示せよ.(A)2次式t2−ut+vは,0≦x≦1,0≦y≦1を満たす実数x,yを用いてt2−ut+v=(t−x)(t−y)と因数分解される.(3) 次の条件(B)を満たす座標平面上の点(u,v)の存在範囲を図示せよ.(B)2次式t2−ut+vは,0≦x≦1,1≦y≦2を満たす実数x,yを用いてt2−ut+v=(t−x)(t−y)と因数分解される.(4) 座標平面上の点(x,y)が4点(0,0),(1,0),(1,2),(0,2)を頂点とする長方形の周および内部を動くとき,点(x+y,xy)の動く範囲の面積を求めよ.
出典:広島大学 2018年度 前期 文理共通 第1問
方針
(u,v)=(x+y,xy) と見て,固定した和 u に対する積 v の範囲を調べる。長方形全体の像は x∈[0,1],y∈[0,2] で同じ方法により上下境界を出し,積分で面積を求める。
解答
(1)
s=(t−51)(t−53)=t2−54t+253
である。上に開く放物線で,t 軸との交点は t=51,53,頂点は
(52,−251)
である。
(2)
条件(A)では u=x+y,v=xy,0≦x≦1,0≦y≦1 である。和 u を固定すると,0≦u≦2 であり,
0≦u≦1 のとき 0≦v≦4u2,
1≦u≦2 のとき u−1≦v≦4u2
である。これが求める存在範囲である。
(3)
条件(B)では u=x+y,v=xy,0≦x≦1,1≦y≦2 である。和 u を固定すると,1≦u≦3 であり,
1≦u≦2 のとき 0≦v≦u−1,
2≦u≦3 のとき 2u−4≦v≦u−1
である。これが求める存在範囲である。
(4)
長方形全体では 0≦x≦1,0≦y≦2 であり,(u,v)=(x+y,xy) とおく。固定した u に対する範囲は
0≦u≦2 のとき 0≦v≦4u2,
2≦u≦3 のとき 2u−4≦v≦u−1
である。したがって求める面積は
∫024u2du+∫23{(u−1)−(2u−4)}du=32+21=67
である。