問題
点 を中心とする半径 の円に内接する三角形 があり,
をみたしている.この円上に点 があり,線分 と線分 は直交している.次の問いに答えよ.
(1) 内積 と をそれぞれ求めよ.
(2) 線分 と線分 の交点を とするとき, を求めよ.
(3) 四角形 の面積を求めよ.
出典:横浜国立大学 2015年度 前期 文理共通 第3問
方針
(1) 与えられたベクトル関係を2乗して を出す。(2) は とおき, から を使う。(3) は を対角線と見て,三角形 と の面積を高さ から足し合わせる。
解答
(1)
とおく。 であり,
である。両辺の長さの2乗を比べると
より
である。したがって
より
である。
(2)
まず与式と との内積をとると
である。 とおくと, である。 より
である。ここで だから
となり, を得る。よって
である。
(3)
(2) より
である。計算すると
であるから
となり, である。
直線 と円の交点は であり, はその弦上の点である。直線上の交点の符号付き距離を考えると, だから
である。したがって
である。四角形 の面積は,対角線 を底辺とする三角形 と の面積の和だから
である。