問題
を正の整数とする。座標平面上の 個の点
から相異なる3点を無作為に選ぶ。この3点が三角形の3頂点となる確率を とする。
(1) を求めよ。
(2) を整数とするとき, を求めよ。
方針
3点が三角形を作らないのは,3点が一直線上に並ぶ場合だけである。一直線上の3点を,縦1列にある場合と,3つの列 から1点ずつ選ぶ場合に分ける。後者は必ず と表されるので,整数 ごとに取り得る の個数を数える。最後に全体の選び方から一直線上の場合を引いて確率を求める。
解答
(1)
のとき,点は全部で15個ある。相異なる3点の選び方は 通りである。三角形にならない場合,すなわち3点が一直線上にある場合を数える。
まず,3点が同じ縦の列にある場合を考える。列は の3本あり,各列には5点あるので,この場合は 通りである。
次に,3点が3つの列から1点ずつ選ばれる場合を考える。このとき一直線上にあるためには,真ん中の列の点が両端の列の点の中点になればよい。したがって,3点は と表される。ただし, はいずれも 以上 以下の整数である。 のときは で5通りである。 のときは で3通り, のときも3通りである。 のときは で1通り, のときも1通りである。 では条件を満たす は存在しない。よって,3列すべてを使う一直線上の選び方は 通りである。
したがって,一直線上にある3点の選び方は 通りである。求める確率はその余事象を用いて である。
(2)
とする。点は全部で 個あるから,3点の選び方は 通りである。
一直線上にある場合を数える。まず,3点が同じ縦の列にある場合は
通りである。
次に,3列から1点ずつ選ばれて一直線上にある場合を数える。この場合も と表せる。 のときは で 通りである。 のときは が必要十分なので, は を満たす。したがって について 通りである。 の場合も対称に同じ個数だけある。よって,3列すべてを使う一直線上の選び方は である。和を計算すると である。
したがって,一直線上にある3点の選び方は 通りである。
ゆえに
である。