問題
鋭角三角形において,頂点から各対辺に垂線を下ろす。これらの垂線は垂心で交わる。このとき,以下の問いに答えよ。
(1) 四角形とが円に内接することを示せ。
(2) であることを示せ。
出典:東北大学 2016年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 前期 文系第4問・理系第1問
方針
(1)は垂線からできる直角を同一円周上の条件に結びつける。特に,2点から同じ線分を直角に見ること,2点から同じ線分を直角に見ることを使う。(2)はを原点,を軸,を軸にとり,垂線の足を直線の交点として求める。直線の傾きが互いに反対になることを示せば,を対称軸としてが従う。
解答
(1)
で,は上にあるから である。またで,は上にあるから である。したがってはいずれも線分を直角に見込む点である。よって となり,四角形は円に内接する。
次に,は垂心なのでは上にあり,は上にある。したがって であり, である。同様には上,は上にあるから である。よってはいずれも線分を直角に見込む点であり,四角形も円に内接する。
(2)
を原点,を軸,を軸にとる。鋭角三角形なので とおける。
まずを求める。直線の方向ベクトルはである。とおくと,より である。すなわち だから である。したがって となる。
同様に,直線上の点をとおく。より であるから を得る。よって である。 は原点であるから,直線の傾きは
である。また直線の傾きは
である。したがってとは軸,すなわちに関して対称である。よって である。