過去問データベース 過去問を探す

東北大学 2012年度
後期・文理共通数学 後期 文系・理系第1問

問題

以下の問いに答えよ。

(1) 実数を満たすとき,のとりうる値の範囲を求めよ。

(2) 実数を満たすとき,のとりうる値の範囲を求めよ。

出典:東北大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 後期 文系・理系第1問

方針

指数部分を正の変数に置き換える。(1)は として、条件を中心 、半径2の円板に直す。求める の最大は円の中心から 方向へ進んだ点でとり、最小側は という開いた条件のため下限が達成されないことに注意する。(2)は として の最大化に帰着し、 を微分する。

解答

(1)

とおく。すると であり、条件は である。平方完成すると となる。求める量は である。

円板の中心は 、半径は2である。 は方向 に進むほど大きくなるから、最大値は中心から 方向へ距離2だけ進んだ点でとる。そのとき である。

最小側については、中心から 方向へ進んだ点は となり、 の条件に合わない。したがって境界 に近づけて考える。 とすると より、最小側の である。ただし実際には なので は達成できない。よって下限は であるが、最小値としては取れない。

以上より である。

(2)

とおく。すると であり、条件は すなわち である。右辺が正でなければならないので である。

求める である。 は増加関数なので、 の最大値を求めればよい。条件から である。微分すると であるから、 で最大となるのは のときである。このとき であり、等号は のとき実現できる。

一方、 はいくらでも0に近づけられるので、 も0に近づき、 に下限はない。したがって であり、下には限りがない。