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東北大学 2002年度
後期・文理共通数学 文系第1問・理系第4問

問題

赤箱,白箱,黒箱に,赤玉,白玉,黒玉がそれぞれ,下の表の個数だけ入っている.

% 図は省略

これらの箱の1つから1個の玉を取り出し,同じ箱にもどすという試行を,以下の規則にしたがって繰り返す.ただし,各箱から玉を取り出すとき,箱の中のどの玉が取り出されるのも,同様に確からしいものとする.

1回目は白箱から取り出す.2回目以降は,前回に取り出された玉と同じ色の箱から取り出す.3回連続して赤玉が取り出されたら,試行を終了する.

(1) ちょうど4回で試行が終了する確率を求めよ.

(2) 1回目が赤玉であり,かつちょうど5回で試行が終了する確率を求めよ.

(3) 1回目が赤玉であり,かつ試行が6回以上続く確率を求めよ.

出典:東北大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 文系第1問・理系第4問

方針

前回出た玉の色が次に使う箱を決めるので、色の列を追う。必要な赤玉確率は、赤箱で 、白箱で 、黒箱で である。終了条件は「初めて赤玉が3回連続する」ことなので、ちょうど4回・5回で終わる列を連続赤の位置で列挙する。(3)は1回目が赤である確率から、5回目までに終了する確率を引く。

解答

表から必要な確率を整理する。赤箱、白箱、黒箱から赤玉を取り出す確率はそれぞれ である。また、白箱から白玉を取り出す確率は 、白箱から黒玉を取り出す確率は であり、赤箱から白玉を取り出す確率は 、赤箱から黒玉を取り出す確率は である。

(1)

ちょうど4回で終了するには、2回目、3回目、4回目が赤玉であり、1回目は赤玉でない必要がある。1回目は白箱から取り出すので、1回目が白玉の場合と黒玉の場合に分ける。

1回目が白玉なら、2回目は白箱から赤玉、3回目と4回目は赤箱から赤玉を取り出す。確率は である。1回目が黒玉なら、2回目は黒箱から赤玉、3回目と4回目は赤箱から赤玉を取り出す。確率は である。したがって

である。

(2)

1回目が赤玉で、ちょうど5回で終了するには、2回目は赤玉でなく、3回目、4回目、5回目が赤玉でなければならない。1回目が赤玉である確率は であり、2回目は赤箱から取り出す。

2回目が白玉なら、3回目は白箱から赤玉、4回目と5回目は赤箱から赤玉を取り出す。2回目が黒玉なら、3回目は黒箱から赤玉、4回目と5回目は赤箱から赤玉を取り出す。よって

である。

(3)

求めるのは、1回目が赤玉で、かつ5回目までに終了しない確率である。まず1回目が赤玉である確率は である。

この条件のもとで5回目までに終了する場合を引く。1回目が赤玉のとき、3回目で終了する確率は である。4回目で初めて終了することはできない。なぜなら、4回目で終了するには2回目から4回目までが赤玉である必要があるが、そのとき1回目も赤玉なら3回目で既に終了しているからである。5回目で終了する確率は(2)で求めた である。

したがって求める確率は である。