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東京工業大学 2003年度
後期・理系数学 後期第1問

問題

空間の2点 を, は原点 の面積が正の一定値 となるように動かす。 から 平面に引いた垂線をそれぞれ とし, の面積を とする。ただし, が同一直線上にあるときは とする。同様に から 平面, 平面に垂線を引いて作った三角形の面積を とする。

(1) を証明せよ。

(2) の最大値,最小値を求めよ。

出典:東京工業大学 2003年度 後期 後期・理系 後期第1問

方針

の座標をそれぞれ とおく。三角形の面積は,2本のベクトルの長さと内積から と書ける。これを展開し,各座標平面への射影の面積の式と対応させる。(2)は非負数 の平方和が である条件のもとで和を評価し,等号が実際に実現できる配置を示す。

解答

(1)

とおく。2本のベクトル が作る三角形の面積より

である。右辺を展開するととなる。

平面への射影でできる三角形の面積は である。同様に, である。したがって が成り立つ。

(2)

はいずれも 以上であり,(1)より平方和は である。まずより, である。等号は のときである。実際, とし, とすれば となるので,最大値は である。

また, である。等号は2つが で残り1つが のときであり,例えば と取れば, の面積は であり, 平面への射影面積だけが になる。したがって最小値は である。