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東京工業大学 1996年度
後期・理系数学 第1問

問題

上の2点 を通り円 と直交する円を とする。ただし,円 が直交するとは交点におけるそれぞれの接線が直交することをいう。このとき次の問いに答えよ。

(1) のとき の内部と の内部の共通部分の面積 を求めよ。

(2) の内部にある の円弧 の中点を とする。 の範囲を動くとき の軌跡の方程式を求めよ。

(3) の軌跡と 軸で囲まれる部分を 軸のまわりに回転してできる立体の体積 を求めよ。

出典:東京工業大学 1996年度 後期 後期・理系 第1問

方針

まず の中心を とし,直交条件から中心と半径を求める。 とおくと,,半径も になる。(1)は2つの扇形の和から四角形 の面積を引く。(2)は が一直線上にあることを使って の座標を で表し,消去する。(3)は得た軌跡 を用いて回転体の体積積分を行う。

解答

とおく。 の中心を ,半径を とする。 は直交するので である。また を通るから である。両式を比べて を得る。

さらに を通ることからであり,整理して である。よって ,半径は である。

(1)

である。また の半径は だから, における中心角を とすると である。 より である。

共通部分は,半径 ,中心角 の扇形と,半径 ,中心角 の扇形を合わせ,四角形 を引いたものである。四角形 の面積はである。したがって

である。

(2)

は弦 の垂直二等分線上にあり,この直線は も通る。よって円弧 の中点 は直線 上にある。 の内部にある方の中点は, から の向きへ半径 だけ進んだ点である。

で,直線 の単位方向は である。したがってである。

とおくと, である。これよりを得る。範囲は である。すなわち軌跡はである。

(3)

求める立体の体積は,(2)の軌跡の閉包と 軸で囲まれる部分を回転するものとして

である。ここでだから,

である。